開催日 | 令和5年8月1日(火曜日) |
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会場 | ザ・ヒロサワ・シティ会館小ホール他 |
参加人数 | 132名 |
新進気鋭の農業経営者の戦略を学ぶことを目的とした「ヤングファーマーズ・ミーティング2023」を開催し、若い農業経営者など132名が参加しました。
6回目となる本年は、基調講演と第1分科会に、奈良県で有機農業に大規模に取り組まれている、有限会社山口農園代表取締役 山口 貴義(やまぐち たかよし)氏を講師としてお招きし、講演いただきました。
第1部の基調講演では「~地域とともに~有機農業の可能性を追求する」と題して、脱サラして有限会社山口農園を設立した後、若い人も参入したくなる魅力ある有機農業経営を目指すため、分業制や販路開拓を進めたことや、奈良県の公共職業訓練学校「オーガニックアグリスクールNARA」の運営、規格外となってしまう野菜の活用などについてお話しいただきました。山口氏は「今あるのはスタッフのおかげ」「従業員の結婚がとても喜ばしいことだった」とお話しされ、10年後は食料難にも立ち向かい、海外市場への進出を目標としていると、講演を締めくくりました。
第2部の4つの分科会では、基調講演をいただいた山口氏に加え、県内で活躍されている有限会社栗原農園(常陸太田市)の栗原 玄樹(くりはら げんき)氏、しんあい農園(ひたちなか市)の澤畑 菜々子(さわはた ななこ)氏、平塚ライスセンター(八千代町)の古谷 光義(ふるや みつぎ)氏の3名を講師としてお招きし、講演をいただきました。
分科会の内容は、雇用環境を整えるため、事務作業の効率化や作業のマニュアル化に取り組んだ様子や、干しいも農家に嫁いで、社会や地域との関わりや生活環境の中で感じたことを整理し、自分にできることは何かを追求して取り組んできた様子、圃場ごとの施肥計画の実施により食味や収量が改善され、契約出荷を開始するに至っている様子など、貴重な体験談を踏まえた講演を頂くとともに、その後のディスカッションでも活発な意見交換が行われ、大変有意義な分科会となりました。
受講者からは、「技術的なことや経営的なことまで幅広く大変参考になった」「経営者の視点で学べ、大変貴重な機会となった」「このような講座をもっと開催してほしい」などの意見をいただき、大好評でした。
講座の内容は今後特集ページにて掲載予定です。
講座の様子(茨城新聞動画ニュース)はこちら
ヤングファーマーズ・ミーティング2023
登壇者の栗原さんの記事はこちら
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