農業者への資金供給等を通じた支援
当会は、農業者の経営の安定・成長に向けた経営課題の解決を図っています。
具体的には、JAと連携した農業者の成長ステージに合わせた様々な農業資金の供給、農業者への訪問を通じた経営課題把握、他事業と連携した解決策提供を行っています。
また、農業法人への取り組みとして、販路拡大をサポートするビジネスマッチング、JAグループと日本政策金融公庫が共同設立したアグリビジネス投資育成株式会社を通じた資本増強支援等も実施しています。
低金利・低負担で利用可能な農業向け事業資金のご紹介
当会および県内のJAでは、農業を営む皆様の経営を支援するため、低金利・低負担で利用可能な農業向けの事業資金を取り揃えています。
●農業近代化資金
個人:1,800万円、法人:2億円を上限に、最長15年まで借入が可能な国の制度資金です。JAバンクでは、借入当初5年間の利子補給により、実質金利負担0%でご利用いただけることに加え、JAグループの助成により保証機関へ支払う保証料も実質負担なしでご利用いただけます。
●新認定農業者育成特別資金
認定農業者の方がご利用いただけるJAバンク茨城の独自商品で、個人:500万円、法人:1,000万円まで、スピーディな審査でご利用いただくことができます。茨城県およびJAグループの利子助成・保証料助成により、最長借入期間の5年間について、全期間実質負担ゼロでご利用いただけます。
●JA交付金等つなぎ資金
飼料用米生産や戦略作物への転換など、米の需要に応じた生産への取り組みを行っている方を対象に、各種交付金の入金までのつなぎ資金として当資金をご利用いただけます。JAグループの利子助成が受けられますので、米価安定のための品目転換に安心してお取り組みいただけます。
※それぞれ2024年12月10日現在の情報です。資金ごとに取扱期間・利用条件・助成適用条件等が定められているほか、記載した実質負担金利等は変動する場合がございますので、詳しくはお近くのJAバンク窓口までお問い合わせください。
「いばらきみどり認定利子補給」の開始
茨城県による「いばらきみどり認定」取得者の事業計画達成を後押しするため、2024年6月より、JAバンク茨城による「いばらきみどり認定利子補給」を創設しました。この制度は、いばらきみどり認定の認定取得者が、県内のJAより国の制度資金である農業近代化資金を一定の条件下で借入した際に、JAバンクより支払利息の一部を最長7年間にわたり最大1%補助するものです。
当利子補給制度の詳しい利用方法についてはJAバンク窓口まで、「いばらきみどり認定」の取得に関する事項については、各地の農林事務所・農業改良普及センターまで、それぞれお問い合わせください。
JAバンク食農教育応援事業
食農教育を中心とする教育実践活動を通じ、子供たちの農業に対する理解の深耕を図り、農業ファンの拡大と地域の発展に貢献することを目的に、食農教育・環境教育・金融経済教育を基本テーマとする教材本を提供しています。
教材本は、県内474校の小学校5年生を対象に、県内各JAから約35,000冊を無償配布し、社会科・理科・総合学習のなかで広くご活用いただいています。
「JAバンク茨城年金友の会グラウンド・ゴルフ交流大会」の開催
県内JAの年金友の会(年金受給者で構成)で組織する「JAバンク茨城年金友の会」では、2024年10月24日に「第18回JAバンク茨城年金友の会グラウンド・ゴルフ交流大会」を鉾田市・いこいの村涸沼で開催し、県内各地より460名(16JA)が参加しました。
また、プレー終了後には、茨城県警から講師をお招きし、高齢者がターゲットになっているニセ電話詐欺の現状と被害防止策について講演いただき、参加者の皆様は自分事と捉えて聞き入っているご様子でした。
JAバンク茨城県信連は、地域金融機関として組合員や地域利用者のために金融事業と地域貢献活動の積極的な取り組みを通じて、より一層「身近で安心・便利な」金融機関としてご利用いただけるよう努めてまいります。