茨城には桜の美しい名所がたくさんありますね。桜は奈良時代以前、農作物の出来を占う花とされ、長く保てば豊作、早く散れば凶兆とされていました。元禄の時代より庶民の楽しみとなり、今では春の風物詩となっています。お花見に人気のメニューには、おにぎり、からあげ、やきとり、だんご(2015日本味覚協会)など手軽に食べられるものが人気のようです。
そこで今回は、手軽に食べることのできる野菜をたっぷり使ったお寿司をご紹介します。朝仕込んでからお昼に食べるまでに、ビタミン類の損失を最小限におさえ、野菜の旨味を引き出してくれるお酢や糀など、古くから私たちの生活に欠かすことのできなかった発酵調味料を使います。さらに発酵調味料と野菜の食物繊維やオリゴ糖の組み合わせは、腸内環境も整えてくれる働きがあるとされています。
春には野山の草木が芽吹いていくように、私たちの身体の中の「気」のエネルギーも上へ外へと向かい、活動的になって行く季節です。この春は野菜のお寿司を持って、行楽に出かけましょう!
そこで今回は、手軽に食べることのできる野菜をたっぷり使ったお寿司をご紹介します。朝仕込んでからお昼に食べるまでに、ビタミン類の損失を最小限におさえ、野菜の旨味を引き出してくれるお酢や糀など、古くから私たちの生活に欠かすことのできなかった発酵調味料を使います。さらに発酵調味料と野菜の食物繊維やオリゴ糖の組み合わせは、腸内環境も整えてくれる働きがあるとされています。
春には野山の草木が芽吹いていくように、私たちの身体の中の「気」のエネルギーも上へ外へと向かい、活動的になって行く季節です。この春は野菜のお寿司を持って、行楽に出かけましょう!
具材は同じ。お好みのお寿司を作ろう!
野菜のお寿司
●酢飯の材料(4人分)
【酢飯】
ご飯 3合分
酢 大さじ4
砂糖 大さじ3
塩 小さじ2
●酢飯の作り方
①酢・砂糖・塩を合わせて寿司酢を作り、固めに炊いたご飯にまぶす。
②団扇で扇ぎながら、しゃもじで切るように混ぜ照りを出す。
●具材と下処理
A
タケノコ水煮 40g
焼きシイタケ 2枚
レンコン水煮 20g
それぞれ薄くスライスして、塩糀大さじ1に1時間漬ける。
B
サヤエンドウ 4本
オクラ 1本
ハクサイ 1枚
コマツナ 2枚
ナノハナ 4本
サヤエンドウはスジを取り、オクラは爪楊枝で1~2か所刺します。その他の野菜は切らずに一つの鍋で3%の塩でゆで冷水にとり、ザルに上げる。
C
赤カブ 1/2個
ニンジン・キュウリ 各1/2本
赤カブとキュウリは薄くスライスし、ニンジンはせん切りにし、それぞれ重さの1%の塩で揉み込む。
D
ビーツ 1/2個
ウド 5㎝
薄くスライスして、それぞれに酢・オリーブオイル各小さじ2、塩一つまみをして、1時間漬ける。
E
桜の花塩漬け 4本
木の芽 4枚
スプラウト 10g
桜の花の塩漬けは1時間たっぷりの水に浸けて塩抜きしておく。
D
ビーツ 1/2個
ウド 5㎝
薄くスライスして、それぞれに酢・オリーブオイル各小さじ2、塩一つまみをして、1時間漬ける。
E
桜の花塩漬け 4本
木の芽 4枚
スプラウト 10g
桜の花の塩漬けは1時間たっぷりの水に浸けて塩抜きしておく。
てまり寿司
●作り方
①寿司飯はラップで一口大に握る。
②ラップを一度開いて、開いたところに具材を乗せて、もう一度ラップで握る。
③ラップを外してそのまま器に盛り付ける。
押し寿司
●作り方
①押し型または四角いタッパーにラップを敷いて、寿司飯を型の半分の高さまでまんべんなく敷き詰める。
②具材を乗せて、残り半分の寿司飯をまんべんなく乗せる。
③残りの具材を彩りよく乗せて、押し型で押す、またはタッパーのフタをきつく締める。
④型から取り出して切り分ける。
巻き寿司
●作り方
①巻きすにラップを敷いて、ゆでたハクサイを広げ、分量の半分のご飯をまんべんなく敷き詰める。
②手前の方に横長に具材をならべ、巻きすで巻いていく。
③切り分けてラップを外し器に並べる
月刊農業いばらき2020年4月号から再掲載