北茨城市は茨城県の最北端に位置し、市域の約80%が山林で、市内を大北川や里根川などが流れ、古くから農業や漁業を中心に栄えてきました。江戸末期に石炭が発見されて以来、常磐炭田の中核としても発展してきました。大津・平潟の漁港はアンコウの水揚港として知られています。また、地元で栽培されているカボチャ「関本かぼちゃ」は、ほくほくとした食感と甘みが特徴です。北茨城市の関本小中学校ではこのカボチャのことを子どもたちに知ってもらおうと、農家の協力を得てカボチャを育てる活動を行っています。
平潟の漁師料理
平潟の漁師料理
アンコウのどぶ汁
●材料(4人分)
アンコウ 400g(下ごしらえしたもの)
ダイコン 1/2本
ニンジン 1本
長ネギ 1本
水 4カップ
味噌 大さじ3と1/2
●作り方
① 土鍋を火にかけてアンコウの肝を炒りつけて脂を出し、一口大に切ったアンコウを入れ炒める。
② いちょう切りにしたダイコン・ニンジン、斜め切りにした長ネギを入れて軽く炒め、水を加えて煮込む。
③ 野菜に火が通ったら味噌を溶き入れて火を止める。
【アンコウの下ごしらえ】
①アンコウは塩水でよく洗い、下唇を吊り下げる。
②口から大量の水を注いで包丁を入れやすくしてから、吊るし切りする。
③アンコウの7つの道具(※)にさばいたら熱湯でゆでる。
(※)アンコウの食べられる部位が(皮、肉、卵巣、胃袋、エラ、ヒレ、肝)7つあることから「アンコウの7つ道具」と呼ばれています。
子どもたちも大好き
関本カボチャのスープ
●材料(4人分)
カボチャ 300g
タマネギ 1個
バター 10g
コンソメ 1個
水 2カップ
ローリエ 1枚
牛乳 2カップ(牛乳の量はお好みで調節しましょう)
塩コショウ 少々
パセリ 少々
●作り方
① カボチャは種を取り、一口大に切って柔らかくゆでる。
② 鍋にバターを溶かし、スライスしたタマネギを中火で炒め、火が通ってきたら水・カボチャ・コンソメを加えて10分間弱火で煮込む。
③ ミキサーにかけ滑らかにして鍋に戻し、牛乳を加えて、塩コショウで味をととのえる。
④ スープ皿に注ぎ、パセリのみじん切りを散らす。
【ポイント】
牛乳を入れたら沸騰させないように。