茨城県のほぼ中央部から北東に位置するひたちなか市は、1994年に勝田市と那珂湊市が合併して誕生しました。東部は太平洋に面した13kmの海岸線沿いに、那珂湊・磯崎の漁港があり近海沿岸漁業の基地となっています。南部は那珂川流域や那珂台地と呼ばれる平坦な台地がひろがり、水田地帯や畑地となっています。
今月は、サツマイモの素朴なおやつ「イモ餅」と、漁師料理「パイタ焼き」を紹介します。漁師が船を漕ぐ櫂の上にのせて焼いたので櫂の板(かいのいた)が訛って「パイタ」になったのでは…と伝えられています。
今月は、サツマイモの素朴なおやつ「イモ餅」と、漁師料理「パイタ焼き」を紹介します。漁師が船を漕ぐ櫂の上にのせて焼いたので櫂の板(かいのいた)が訛って「パイタ」になったのでは…と伝えられています。
旬のおいしさ漁師料理
パイタ焼き
●材料(4人分)
サンマ 4尾
ショウガ 50g
ネギ 20g
味噌 10g
卵 1個
油 大さじ1
●作り方
①ショウガはみじん切り、ネギは小口切りにする。
サンマは3枚におろしてよく洗い、骨を取って、包丁でたたいて細かくする。
②ボールに①と卵、味噌を加えてよく混ぜ合わせ、8等分に丸めたら平らにのばす。
③フライパンに油を温め、中火で両面こんがりと焼く。
※付け合わせにサラダ菜・トマト・レモン・粉吹きいもなど、好みの野菜を添えましょう。
ほんのり甘い素朴なおやつ
イモ餅
●材料(4人分)
サツマイモ 300g
上新粉 200g
お湯 1/2カップ
●作り方
①サツマイモは丸ごとやわらかくなるまで蒸かし、皮をむいておく。
②ボールに上新粉を入れて湯を加えながらよくこねて2等分にし、サツマイモとは別に蒸かしておく。
③①と②をよく混ぜ合わせてかまぼこ型に整え、薄く切って天日干しにする。
④固まってきたら焼いていただく。
※7日も干すと固まってきます。卵や乳製品のアレルギーがある方にもおすすめの、昔ながらの素朴なおやつ。