森林や湖沼・河川を県民共有の財産として良好な状態で次世代に引き継ぐため、「森林湖沼環境税」を導入しています。県では、皆さんに納めていただいた税を活用して、森林の保全・整備や湖沼・河川の水質保全に取り組んでいます。
今回は、令和4年度の森林湖沼環境税活用事業の実績や効果を紹介します。
人工林伐採後の再造林
今回は、令和4年度の森林湖沼環境税活用事業の実績や効果を紹介します。
森林の保全・整備
①自立した林業経営による適切な森林の整備・管理
・再造林や間伐などの森林整備…再造林121ha、間伐441ha
・スマート林業技術を導入した経営体…6経営体
・建築物の木造化・木質化など…4施設
②森林環境の保全
・海岸防災林における広葉樹などの植栽…6ha
・小中学生などを対象とした森林・林業に関する体験学習機会の創出…参加人数5,591人
●増加した炭素吸収量 約1,035炭素トン(※)
→平均的な家庭が1年間に排出する炭素量約848世帯分に相当
(※)二酸化炭素のうち炭素の重さだけを表す単位
●森林整備による効果 約9.2億円
(水源涵養、CO₂固定などの公益的機能の観点から金額換算)
●自立した林業経営による適切な森林管理に向けて、15,805ha(累計)の森林を集約化
湖沼・河川の水質保全
①生活排水などへの対策の推進
・高度処理型浄化槽設置などへの補助…1,062件
・下水道・農業集落排水施設への接続補助…652件
・工場・事業場への立入検査…2,277件
②農地・畜産対策の推進
・霞ヶ浦・涸沼流域内で生産された堆肥の流域外農地での利用…140ha
・良質な堆肥を生産するための施設整備などへの補助…4か所
③県民意識の醸成・水辺環境の保全
・霞ヶ浦湖上体験スクール…参加人数3,882人
・未利用魚の回収による窒素・りんの除去…未利用魚回収量303.6t
●削減した汚濁負荷量
COD(※)約64t/全窒素 約67t/全りん 約6.7t
→平均的な家庭が1年間に排出する汚濁負荷量
(COD)約9,200世帯分に相当
(※)湖沼や海の汚れを表す指標の一つ
●森林湖沼環境税に関するお問い合わせ先
税の仕組みに関すること 【県税務課】
電話:029-301-2418
税の使いみち(森林)に関すること 【県林政課森づくり推進室】
電話:029-301-4021
税の使いみち(湖沼・河川)に関すること 【県環境対策課水環境室】
電話:029-301-2968
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