県では、受注業務のあっせん、仲介窓口機関である「茨城県共同受発注センター」と連携し、農業者と福祉事業所のマッチングを支援しています。
なお、詳細はチラシをご覧ください。
農福連携の支援の流れ
実際に農福連携に取り組もうとしても、「障がいを持つ人にどんな作業をお願いしたら良いか分からない」「農作業をどこの福祉施設にお願いできるか分からない」といった声が聞かれます。
このような声にお応えできるよう、県では以下の手順に沿って支援を行っています。
①農福連携に関する相談を受付
最寄りの農業改良普及センターに連絡し、「農福連携相談カード」(図1)に必要事項を記入します。
②農業者と福祉事業所のマッチング
茨城県共同受発注センター(図2)が、「農福連携相談カード」の情報をもとに、会員となっている県内の福祉事業所(令和5年8月10日現在、301施設)に受注業務を提示します。その後、受注を希望する福祉事業所が、共同受発注センターにその旨を連絡します。
③福祉事業所との打合せ
マッチングを希望する福祉事業所の利用者が無理なくできる農作業や手順について、農作業を依頼する前に農業者と受発注センターが確認を行います。
④「農作業体験会」で事前調整
正式に福祉事業所へ農作業を依頼する前に、「農作業体験会」を実施します。
「農作業体験会」では、福祉事業所が実際の作業を行い、より取り組みやすい作業にするために改良・改善点を話し合い、作業工程の見直しなどを検討します。
⑤農作業の請負を依頼
「農作業体験会」の結果を踏まえ、正式に農業者から福祉事業所へ農作業を依頼します。
農福連携を始める農業者が活用できる事業の紹介
●農福連携推進事業
「農作業体験会」において、福祉事業所の利用者や引率者へ農作業の指導を行った農業経営体等へ謝金を支援します。
●初動工賃補助事業
就労継続支援B型(※1)の福祉事業所と施設外就労(※2)を伴う委託契約を新たに締結した事業者に、仕事に慣れるまでの試行期間中の作業工賃を補助します。
(工賃1/2補助、最大20日間、上限10万円)
(※1)一般企業に雇用されることが困難であり、雇用契約に基づく就労が困難である者に対し、就労の機会の提供および生産活動の機会を提供する。
(※2)農福連携に限らず、福祉施設外での就労が補助対象となる。
お問い合せ先
農福連携の詳細や、事業に関するご質問がありましたら、
最寄りの地域農業改良普及センター、または以下の問い合せ先までご相談ください。
農林水産部農地局 農村計画課 電話:029-301-4155
福祉部障害福祉課 電話:029-301-3357