令和5年6月2日に発生した、梅雨前線による大雨および台風2号の影響により、全国各地で冠水や土砂崩れ等の大きな被害が発生しました。
茨城県ではこの災害により、つくば市、龍ヶ崎市、つくばみらい市の3市に跨る農地において、牛久沼からの越水により水田の冠水が発生しました。
写真1 牛久沼からの越水により冠水したままの水田
写真2 冠水により稲が枯れる
茨城県ではこの災害により、つくば市、龍ヶ崎市、つくばみらい市の3市に跨る農地において、牛久沼からの越水により水田の冠水が発生しました。
鉾田市においても農地の冠水や、土砂の流入などの被害が発生したほか、神栖市などでは、農業用ハウスに浸水の被害が発生し、施設内農作物が枯れるなどの被害が発生しました。
取手市では多くの家屋が床上浸水の被害を受け、災害救助法の適用を受けました。
また、茨城県農林水産部では農林水産業の救済に向け、農林漁業災害対策特別措置条例の適用を決定し説明会を開催、早期の復旧を目指しています。
NOSAIでも収入保険制度について、災害救助法が適用された取手市において保険料の払込期限の延長などの対応を行ったところです。
近年、季節外れの台風や大雪などの自然災害により、全国各地で甚大な被害が発生しております。災害は、いつ、どこで、発生するか分からない状況です。
NOSAIでは、もしもの災害に備える農業経営のセーフティーネットとして、 「農業経営の安定」と「農家資産の保全」のため、引き続きNOSAI制度の普及推進に努めます。
NOSAIにおいては、被害を受けた農業者の皆様に、心よりお見舞い申し上げるとともに、
1日も早い復旧をお祈り申し上げます。