茨城県近代美術館にて、2024年2月23日(金・祝)~4月14日(日)まで、開催される展覧会のお知らせです。
花や薬草など植物を緻密に描いて記録する植物画、ボタニカル・アート。18世紀来のイギリス王室ゆかりの庭園で、世界有数の植物や菌類の研究機関でもある英国キュー王立植物園は、数世紀にわたって世界中で植物を採集し、その情報をボタニカル・アートとして記録・蓄積してきました。本展では22万点に及ぶボタニカル・アートのコレクションを誇るキュー王立植物園の協力のもと、野菜や果物、茶、コーヒー、ハーブ、スパイスといった食用の植物を描いたボタニカル・アートを紹介します。
そして、ティー・セットやカトラリー、家具、18世紀頃の古いレシピやヴィクトリア朝の主婦のバイブル『ビートン夫人の家政読本』(1861年刊)などの資料とともに、18~19世紀に貿易大国として世界に君臨したイギリスの歴史や食文化、生活様式をひもときます。
食を彩る植物の様々な“ものがたり”をたどりながら、科学と芸術の融合であり、目のご馳走でもある「おいしいボタニカル・アート」の豊かな世界をどうぞお楽しみください。
そして、ティー・セットやカトラリー、家具、18世紀頃の古いレシピやヴィクトリア朝の主婦のバイブル『ビートン夫人の家政読本』(1861年刊)などの資料とともに、18~19世紀に貿易大国として世界に君臨したイギリスの歴史や食文化、生活様式をひもときます。
食を彩る植物の様々な“ものがたり”をたどりながら、科学と芸術の融合であり、目のご馳走でもある「おいしいボタニカル・アート」の豊かな世界をどうぞお楽しみください。
無名の北インドの画家、もしくは(おそらく)中国の画家(過去にジャネット・ハットン[1810 年代に活躍]の作品とみなされる) 《 カカオ 》 1810年頃 キュー王立植物園蔵 ©RBG KEW
ウィリアム・フッカー 《ブドウ「レザン・ド・カルム」》 1818年 個人蔵 Photo Michael Whiteway
クリストファー・ドレッサー(デザイン)、ミントン 《コーヒーカップ&ソーサー》 1875年頃 個人蔵 Photo Michael Whiteway
会期中のイベント
●講演会+植物画デモンストレーション「キュー王立植物園の植物画コレクション」
キュー王立植物園初の日本人の公認植物画家である山中麻須美氏に、世界でもっとも著名な植物園である同園とその植物画コレクションについてご紹介いただくとともに、キューにおけるご自身の仕事や様々な体験についてもお話しいただきます。あわせて、植物画制作過程のデモンストレーションを行います。
講師 | 山中麻須美氏(キュー王立植物園公認植物画家) |
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日時 | 2024年3月10日(日) 14:00~16:00 |
会場 | 地階講堂 |
定員 | 250名(要事前申込、参加無料) |
●紅茶ワークショップ「英国紅茶物語」
イギリスといえば紅茶。紅茶の歴史やイギリスの喫茶文化にまつわる様々なお話をうかがいながら、おいしい紅茶のいれ方について学ぶワークショップです。※紅茶・お菓子付
講師 | 先崎キヨ子氏(ティーエキスパート協会会長) |
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日時 | 2024年3月3日(日)10:30~12:00/14:00~15:30 |
会場 | 地階講座室 |
定員 | 午前午後各15名程度(要事前申込【Webのみ】)、 要企画展チケットおよび参加費1,500円 |
申込開始日 | 1月20日(土)、定員に達し次第締切ります |
●学芸員の美術講座「おいしいボタニカル・アート~植物園、プラント・ハンター、大英帝国~」
講師 | 澤渡麻里(本展担当学芸員) |
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日時 | 2024年3月16日(土)14:00~15:30 |
会場 | 地階講堂 |
定員 | 250名(事前申込不要、参加無料) |
●ミュージアムコンサート「イギリス音楽の愉しみ」
ヘンデル、エルガー、ビートルズなど、音楽を通してイギリスをたのしむ旅に出かけましょう。
講師 | 河邊佑里(ヴァイオリン)、檜山百合子(チェロ)、宮野志織(ピアノ) |
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日時 | 2024年3月15日(金)14:30~※45分程度 |
会場 | エントランスホール |
定員 | 150名(要事前申込、要企画展チケット) |
展覧会、イベントの詳細につきましては茨城近代美術館HPをご覧いただくか、お問い合わせください。